【取材】好きだからこそ一歩引くという向き合い方:Reonさん

Erin
今回は、ウクレレ奏者Reonさんにインタビューしました。ウクレレに関する知識も腕も一流の彼の今後のビジョンとは?

Reonさんについて

Reonさん(@ukeleon)がシェアした投稿


・Instagramのフォロワーは3000名以上!国内のウクレレ奏者の中でもトップクラスのフォロワー数です。
若い世代からも注目を浴びており、ライブにも幅広い層が足を運んでいます。
ジェイク・シマブクロにリポストされるほどのテクニック!!



・大学では経営学を専攻。アーティスト的側面だけでなく、様々な観点からウクレレ業界を見ています。

弦の一本一本まで大切に

ーはじめまして!ウクレレを始めた理由含め、自己紹介からお願いします。

ウクレレ奏者のReonです。現在大学4年で、経営学を専攻しています。
初めてウクレレに触れたのは6歳くらいのころで、母の勧めで地域のシニア向けのウクレレコミュニティに参加したのが始まりでした。基礎をそこで身につけたあと、中高時代は実はウクレレと離れてしまったんですけど、受験期の息抜きで再開しました。運動も好きなんですけど、運動はのめり込んじゃって息抜きには向かないと思って。結果的にウクレレにのめり込んだんですけどね(笑)。今はお声がけがあればライブに出演したりしています。

ーウクレレ弾いてると止まらないですよね(笑)。

ちょっとだけ弾こうと思って始めると、スケール探してると、これいい!これいい!と2〜3時間弾いてしまうんですよね。

ーReonさんはどんなウクレレ使っていますか?
最初のウクレレは、サンタさん(笑)にもらったアラモアナでした。その後にコアロハやカマカのHF-2というモデルを経て、今はカマカの100周年モデルを使っています。2年ローンで買っちゃいました。ちなみにメンテナンスは作った人にやってもらいたくて、工場まで持って行くんです。「これ作った人は誰ですか?」って。

ー最初がサンタさん・・・とっても素敵な出会い方です(笑)。メンテナンスに工場まで行くなんて、すごいこだわりですね!他にもこだわりの点があったりしますか?

はい、弦もCの弦だけ変えたりします。弦って4本全部同じブランドの使ったりするでしょ。でも、一本一本「この弦はこのメーカーさんがいい!」って選んでも面白いんです。それぞれの弦に個性があって、それがまた楽しいんです。

”僕からウクレレを取ることは無理”

ー今は大学4年生ということですが、これだけウクレレが大好きでインスタがジェイクにリポストされるくらいの腕前なら、このままプロのプレーヤーを目指すんですか?

いいえ、長く続けるためにも、僕はあくまで趣味としてやっていきたいんです。今までの人生がそう証明してきたように、僕からウクレレを取ることは無理で、ウクレレは優先順位として一番。だからどうしたら一生楽しくウクレレ弾いていられるかなって考えたんですよ。

ウクレレ一本でやっていく場合を考えた時、20代はそれで食べていけるかもしれない。だけど家庭を持って30代、40代になったとき、楽しく続けられるのかなって。仕事になるとプレッシャーやノルマを求められることも出てくると思います。でも、あくまで好きな時にやってるときのほうがいいって僕は信じてるんです。それで、ウクレレを好きな形で長く続けていくための手段として出てきた考えが、就職という道でした。もちろん、途中で変わるかもしれませんが、これが今の僕の答えです。

ー大切にしたいからこそ一歩引く。大事にしたいという気持ちからの選択というところが、深いです。それに、複数のことをやっているからこそ多様な切り口でウクレレを見れることもあるし、色々な世界にウクレレ弾く人がいるほうが、ウクレレの人口も広まると思うんですよね。

そうですね。今も出演依頼をいただくと可能な限り他の楽器やボーカリストと組んだりして、今までウクレレと触れる機会が無かったお客さんにアプローチするようにしています。そうすると反響がすごいんですよ。「ウクレレ、すごい!!」って魅力に気づいてくれて。はじめてウクレレを聴いた方からかけられる言葉が毎回とっても暖かくて、この楽器には人の心に響かせる力があるのでしょうね。

現実的な話をすると、趣味だからこそ自分で企画ライブとかはしないんです。言いにくいことではありますが、やはり色々とリスクがあるじゃないですか(笑)。でも仲良くしていただいているカフェで場所を貸してもらってライブ、とかはあります。お客さんも来てくれたらそこのごはん美味しいって喜んでくれるし、僕らも楽しく音楽できるので、そういうWin-Winの関係が好きです。ライブにお誘いしていただけるのはもちろん嬉しいので、そういう場合は積極的に出向いています。

世界に向けて

ー就職はどんな仕事を?

パイロットを目指しています。実は母がCAで親戚にもパイロットがいて、電車や車よりは飛行機のほうが憧れの存在でした。だから就職という道を選んだ時、幼い頃から憧れだったパイロットという職業があったから、まずはそれに挑戦したいと思ったんです。なので今はウクレレの時間もコントロールしつつ、卒論やバイトと並行してパイロットになるための勉強をしています。

ーパイロット…!かっこいい!乗った飛行機のパイロットさんがウクレレ弾きだったら、わくわくするなぁ。

パイロットの制服着て、パイロットのスーツケースも持ってるのに、ウクレレも持ってる、みたいなね(笑)。パイロットになったら世界中にいけますし、行った先々でも弾きたいです。

編集後記

まずは、大学や就職の勉強等大変お忙しい中、取材に応じてくださったReonさん、ありがとうございました!

以前からReonさんのInstagramはフォローしていて、気になっていたプレーヤーさんだったのですが、今回こうしてお会いすることができました。携帯画面越しで拝見していた間は、このままプロプレーヤーを目指すのかなと勝手ながら思っていたのですが、お話を聞いてみて驚き。パイロットになるという夢があり、それがウクレレを第一に考えた結果というのが印象的でした。一生ウクレレを楽しく弾きたい、ウクレレに触れたことがない人に魅力を伝えたい、という思いが軸になっていて、ぶれないウクレレへの愛が感じられました。

生き方も、好きなこととの向き合い方も、多様な時代。大好きで一番大切にしたいからこそ、仕事にしないというのも一つの在り方だと思います。同時に、別の軸を持った人が増えていけば、ウクレレ世界にも新たな風を吹き込んでくれるはず。ウクレレだけでなく、働き方の未来まで楽しみになる取材でした。

取材:Erin
撮影:みやこざわ かな。

The following two tabs change content below.

Erin

UkuleleLife Designer/Ukulele Liberty 専属ライター。上智大学外国語学部卒。19歳のときのハワイ旅行がきっかけで、ウクレレに出会う。その優しい音色や手軽なサイズ感に感動し、以後弾き語りなどの動画を定期的にアップロードするようになる。現在は都内の会社で新卒2年目として働きながら、ウクレレを通じた豊かなライフスタイルを探求中。

ウクレレを広めるために記事拡散!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です