【予告】新連載:ウクレレが日本を救う?!

SHIN
こんにちは!Ukulele Liberty 代表のSHINです。「ミレニアル世代のウクレレ論」に続いて真面目な内容の連載になりそうですが、ずっと書きたかったテーマなのでどうかお付き合いください。ウクレレが将来的に日本を救う(かもしれない)話です!

数十年後の日本

「もううんざりだよ!」ってぐらい色んな媒体から目にしていると思います。ですが、大切なことなので当メディアでも言及させていただきます。

日本は向こう20年で世界が今まで経験したことの無い、60歳以上の高齢者が人口の1/3を占める「超・超高齢社会」に突入していきます。様々な分野で社会を支える技術も発達していくので悲観的になる必要はないですが、少なくとも日本社会の構造が今までと大きく変わるのは紛れも無い事実です。

高齢化により社会構造が変化するにつれ、様々な問題が出てくるでしょう。そのうちの一つが、医療費問題です。社会が高齢になればなるほど、病気や怪我によって医療サービスを必要とする人達が増えてくるので、個人&国の医療費の負担は増加していきます。2030年には医療費と介護費用が国民所得の20%前後にまで膨らむことが懸念されているようです。(参考に書くと、先進国の医療費の負担率は平均12%ほどです)

一方、超・超高齢社会の日本では、介護に頼らず自分の力で生活できる「健康寿命」が1年伸びるだけで、兆単位で日本の介護医療費が削減できると言う試算もあります。予防&健康管理サービスへの期待が急速に高まっており、個人にとっても社会にとっても、「健康である」ということがこれまで以上に重要になってきているのです。

▼参考資料
総務省「平成25年版情報白書 超高齢社会の現状」
内閣府「高齢化の国際的動向」
東京大学高齢社会研究機構「2030年 超高齢社会」
内閣府「平成28年版高齢社会白書(全体版)」
生活者の暮らしを豊かにするための 医療・介護に関する取組み
内閣府「生活者の暮らしを豊かにするための 医療・介護に関する取組み」

健康寿命とウクレレ

そこで登場するのが、僕の大好きなウクレレです。
・小さくて持ちやすい
・握力が弱くても音が出やすい
・コードの形がシンプルで覚えらやすい
・安価で手に入れやすい
という特徴から、高齢者でも気軽に弾くことが出来ます。

弦楽器を弾くと指先の刺激で脳が活性化することで認知症予防になるとも言われており、ウクレレを弾くことで健康寿命が延びる可能性があることは決して大袈裟な主張ではないはずです。

また、コミュニティ作りの手段としても、ウクレレは非常に有効です。身近なところで言うと、祖母が僕に影響を受けて(?)ウクレレを数年前から弾いております。

 

高齢期における個々の労働者の意欲・体力等には個人差があり、家庭の状況 等も異なることから、雇用就業形態や労働時間等のニーズが多様化している。 意欲と能力のある高齢者の、活躍したいという意欲を活かし、年齢にかかわり なく働くことができる社会を目指すために、多様なニーズに応じた柔軟な働き 方が可能となる環境整備を図るものとする。

また、生きがいや自己実現を図ることができるようにするため、様々な生き方を可能とする新しい活躍の場の創出など社会参加の機会の確保を推進する ことで、高齢者の「居場所」と「出番」をつくる
引用:内閣府:高齢社会対策大綱

ウクレレを弾いている祖母は、80歳になった今も健康です。週に1度のウクレレ教室を楽しみに、お洒落をして出かけて、教室の後はウクレレ仲間たちとお茶をして帰ってきます。発表会が迫ってくると自分で衣装を作ったり、いつもより多めに曲を練習したり、間違いなくウクレレが日常生活にメリハリをつけているようです。

祖母はウクレレの音色も好きなようで、弾いているだけで落ち着くそうです。僕自身もこの意見には大きく賛同するのですが、音色が優しくてストレスが解消されるという主張は主観的になりかねないので、今回は深くは言及しません。いつかちゃんと周波数などのデータを取って科学的にも検証したいところですね。(研究費用をスポンサーしてくださる方、いたら是非お願いします笑)

余談
高齢者向けのウクレレコミュニティは素晴らしい反面、気をつけないといけないのが、「ウクレレ=高齢者が弾く楽器」というイメージを日本社会全体が強く持ちすぎないようにすることです。このイメージが着いた途端に、将来の若者達が一気にウクレレシーンから離れてしまう危険性があります。若年層が離れるとプレイスタイルの多様性が失われてしまい、最先端の技術(演奏、機材、マーケティングなど含め)に業界が着いていけなくなると僕は予想しています。自分自身が高齢になる前に、ただでさえ少ない10代~20代の若者が確実にウクレレを手に取ってくれるような状態に持っていかなければならないなと焦っております

新連載:ウクレレが日本を救う?!

不定期かつ長期になる予定ですが、本連載を通じて「ウクレレが数十年後の日本社会にどのようにして貢献できるのか」というテーマをみんなで考えるきっかけを作らればいいなと思っております。今回の予告編では「超高齢社会」を切り口に話を進めていきましたが、それ以外にも色々な分野で記事を書いていく予定です。

少子高齢化、自殺率の高さ、移民問題、経済格差の拡大、などなど。課題が無い国など世界には一つも無いように、日本にも課題が山積みです。上記全てを抜本的に解決できる訳ではもちろん無いですし、むやみやたらにずけずけと踏み込んで「ウクレレって○○で○○な効果があるから聴いて/弾いて!」的な独りよがりは止めた方がいいです。ウクレレは、所詮ただの楽器ですから。

でも「所詮楽器」でしかないウクレレにも、出来ることは必ずあります。活かし方次第で、日本にある様々な問題からちょっとだけ「救ってくれる」のではないでしょうか。とはいうものの、まだまだ勉強不足なことが多く、具体的なプランやアイデアにまでは落とし込めてません。自分自身も学びながら、将来の日本とウクレレについて考えるきっかけを作るために、この連載を始めようと決めました。

安価で、手軽に弾けて、誰でも社会と繋がる機会を作りだせる楽器は、これからの日本でもきっと力を発揮してくれることでしょう。ウクレレとウクレレ好きな仲間と共に、10年後、50年後、100年後の日本社会を少しずつ幸せにしていくイメージを描いていきたいです。

以上、新連載「ウクレレが日本を救う?!」の予告でした!

The following two tabs change content below.

SHIN

1992年12月生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業。 17年間サイパン島で育つ。10歳でウクレレを弾き始め、中学時代に日本最高峰「ジ・ウクレレコンテスト2008」決勝大会出場、高校時代にはLouis Vuitton(サイパン支店)にて店内ミュージシャンとして採用される。ウクレレxビートボックスの音楽ユニット"ninja beats"でインディーズバンド世界大会で優勝、同ユニットで国内外問わず活動中。2017年夏、「Ukulele Liberty」を立ち上げる。愛用ウクレレはKIWAYAのninja beatsカスタムモデル。

ウクレレを広めるために記事拡散!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です