
はじめまして。ウクレレ奏者のSHINです。この度、”Ukulele Liberty”というWebメディアを立ち上げました。初投稿なので稚拙な文章になる可能性が高いですが・・・考え過ぎず自由に書いていきます(笑)。よろしくお願いいたします!
日本のウクレレシーン
すでにウクレレに興味のある方はご存知かもしれませんが、実は日本のウクレレシーンは世界的に見てかなり熱いのです。
ハワイのグラミー賞とも呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」に日本人アーティストが何人も受賞&ノミネートされていたり、国際大会で優勝をするプレーヤーが数多くいたり、若手のプレーヤーが数多く頭角をあらわしてきていたり。日本のウクレレ文化は世界に誇れるものと言えるでしょう。
さらに面白いことに、こちら。
一般社団法人 全国楽器協会さんのウクレレ特集にて掲載された「ウクレレを代表するアーティスト」達です。
なんと、この中で12人中4人が92~93年代生まれなのです。日本の「ウクレレを代表するアーティスト」の一部とはいえ、紹介されているアーティストの1/3が同い年というのは非常に稀な状況と言えるでしょう。もちろん10代のRIOくんや、ukurenaさんがいるのも特筆すべき点です。
他にも素晴らしいプレーヤーは日本にたくさんいるので個人的に上記のリストは「日本のウクレレシーンを代表するアーティストのほんの一部」でしか無いと思っていますので、あくまで参考程度に見てもらえれば幸いです。
若手ウクレレプレーヤーの台頭
決して忘れてはいけないのが、先輩ウクレレプレーヤーの皆様がシーンの土台を固めて、強固にしてきたからこそ、今の若手世代がいるということです。自分達は先人の恩恵に預かり、素晴らしい時代にウクレレを弾くことが出来ています。
当然、先輩方の演奏や活動はお手本になることは非常に多いですが、やはり同世代が活躍しているのを見ると刺激を受けるし、彼らに負けないぐらい色んなところで演奏してみせる!!、と言う野心が芽生えてきます。「音楽に年齢なんて関係ない」ということも事実ですが、やはり意識をするのは自分の年齢と近いプレーヤーたちなのです。
僕と同い年のウクレレプレーヤーを紹介すると、
名渡山遼 Ryo Natoyama
出典:http://ryonatoyama.com/biography/
渡辺海智 通称:DA1
出典:https://www.ukuleleda1.com/profile-1/
Tomoki Sato
出典:https://www.tomokisato.com/biography
・・・がいます(彼らがどれだけかっこいいかはまた別の機会に書きます)。全員同級生です。
彼らの活動を見ていると、良い意味での競争心が生まれるのと同時に、自分には何ができるのかを考えて悩んでしまうこともあります。これは謙遜でも何でも無く、同世代(または年下)の彼らに出来て、僕には出来ないことが山ほどあります。挙げていったらキリがありません。彼らのライブや動画を観るたびに、「ああ、敵わないなあ、すげえなあ、どうやったらそんな音出せるんだああ、グルーヴやべええ」といつも感じてしまいます。
ただ、逆に考えると、僕に出来て彼らに出来ないことも必ずあります。
同い年のトップウクレレプレーヤーが4人もこの時代の日本に揃ったのはきっと意味があります。偶然なんかではありません。もちろん、同い年だけではなく、上にも下にも、活躍している若手ウクレレプレーヤーがたくさんいます。

同世代のウクレレプレーヤー達と。高校生のRIOくんも! 【左から:名渡山遼くん、DAICHIくん、RIOくん、SHIN、Tomokiくん】
ハワイに次ぐと言われているウクレレ大国日本。若手がこれだけ揃ってきているからこそ、各自がそれぞれの強みを活かして活動すれば、きっと数十年後のウクレレシーンは今から想像できないぐらい面白いものになっているはず。先輩方が作ってきたシーンを次のレベルに押し進めるのは今の10代~20代のプレーヤー達の責務です。今から行動をしないといけません。
意見が割れる議論になるかもしれませんが、向こう数十年の日本の人口動態は、ウクレレシーンにとっては追い風だと僕は考えてます。日本のウクレレ人口のボリュームゾーンである中高年層が長期的に増えていく中、新たなニーズも生まれてくるはずです。
だからこそ、今の10~20代の若手プレーヤーは各自の役割を理解し、将来を見据えた上で、シーンの発展を加速させるべきだと僕は考えています。ウクレレにとっての人口ボーナスとも言える環境に甘えていれば、結局人口が増えただけで、技術の進歩や多様性などは今と大して変わらない気がしています。
そこで、自分なりの役割を考えた結果、自分は表舞台に出て活動するだけでなく、裏側の仕組みを作っていく側にも回っていこうと決めました。
表舞台に立つ方の可能性を広げていくお手伝いがしたい。
知識や情報を後世に伝えられるよう整理したい。
多くのコミュニティを巻き込んで「ウクレレシーンの発展」という一つの目標に向かいたい。
このような考えがあって、僕は新しいメディアを作ることに決めました。
ウクレレをもっと自由に。
色んな方の可能性を広げていきたいというのは大前提として、メディアを通じて何を実現していきたいかと言うと、世の中のウクレレに対する固定概念を溶かしていきたいです。自分含め、業界内でもこの傾向は根強い気がしていて、自ら市場を狭めているのでは無いでしょうか。ウクレレと親和性の高い市場はごろごろあるはずなので、業界を挙げて色々とチャレンジしていければいいなと。。
当メディアでは、ウクレレがすでに好きな人にはもちろん、ウクレレを将来的に好きになる可能性のある潜在層にもアプローチしていくようなコンテンツを揃えていきます。限りなく自由な発想で、異ジャンルとのコラボレーションも積極的に行う予定です。
もちろん、オンライン上だけでなく、リアルな場でも様々な試みをやっていきます!きっと世の中にあるウクレレの楽しみ方は、まだほんの一部でしか無いはずです。
「ウクレレをもっと自由に」。そんなカルチャーを、ありとあらゆる人をジャンルレスに巻き込みながら、当メディアを通じて作っていきます。
SHIN
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素晴らしい!!!
「ウクレレに対する固定観念を溶かしていきたい」まさに!!!!
SHINさんの活動、心から応援しています(^^♪